スタンダード・プレコーション

2019年06月07日

スタンダード・プレコーション

スタンダード・プレコーションとは、1996年に米国の政府機関である疾病管理予防センター(Centers for Disease Control and Prevention:略してCDC)が発表した「感染症の有無にかかわらずすべての患者に適用する疾患非特異的な予防策」のことです。
これは、すべての患者(の可能性がある者を含む)の血液、体液、分泌物、排せつ物、創傷皮膚、粘膜などは、感染する可能性があるものとして取り扱わなければならない。」という考え方を基本とするというもので、病院の患者だけを対象としたものではなく、感染一般に適用すべき対策です。
厚生労働省が公表している「高齢者介護施設における感染対策マニュアル」では、高齢者介護施設においても取り入れる必要がある、と記載されています。

厚生労働省HP「高齢者介護施設における感染対策パンフレット」

スタンダード・プレコーションの具体策

スタンダード・プレコーションの具体策として、
・手洗い、手袋の着用をしましょう。
・マスクやゴーグルを使用しましょう
・エプロンやガウンを着用しましょう。
・ケアに使用した器具の洗浄・消毒・環境対策をしましょう。
などが挙げられます。