当協会では、感染予防認定事業の審査基準の1つとして、ATP検査を用いています。
ATP検査とは、菌をはじめとする有機物を測定し、数値で表すものです。
ATPふき取り検査器”ルミテスター”
キッコーマンバイオケミファ㈱様の「ATPふき取り検査器”ルミテスター”」は、ATP検査をするための機器です。
10秒程度で測定でき、数値で汚染度が表示されるので、菌や汚れ具合が簡単に明確に分かります。
当協会では、ATPのみを測定できる試薬を使用していますが、A3という新たな試薬が発売されました。
A3では、ATP、ADP、AMPという3種の物質を測定できるので、今までは見落としていた菌や汚れも数値で見ることができます。
※キッコーマンバイオケミファ㈱様の資料より
ただし、3種を測定できる分その数値が大きくなるため、当協会では、ATPの試薬とA3の試薬の数値差を検証しているところです。
ATP、ADP、AMP
ATP、ADP、AMPは、菌や食品残渣などに共通して存在します。
なお、これらの測定原理は、次のキッコーマンバイオケミファ㈱様の資料のとおりです。
※キッコーマンバイオケミファ㈱様の資料より
よく洗浄を行い、清潔な状態になると、次のとおり検査値が下がります。
※キッコーマンバイオケミファ㈱様の資料より